どこにいたってこの息苦しさは
付き纏うのだろう
今 その発した言葉に悪意はあっても
次の瞬間 あなたは平気で笑ってる
泥に塗れた 成れの果ては
麻痺した傷痕だらけの表皮
奥で光る 悔し涙も
ため息と共に溢れ出した
頭の中で再生される
今日一日の出来事
編集し直される 場面構成
上書きされない現実は
卑屈なまでに 嘲笑う
今夜も無音の車中で もがき抗う
全ては過ぎたことなのに
新月の鋭い月を追いかける
魂だけは気付いてる
偽りの世界
どこにいたって この息苦しさは
付き纏う
その不快感だけは真実